時は戦国時代、『かぶき者』と言われる武者たちがいた。
『傾奇者』とは、異風の姿形を好み、異様な振る舞いや突飛な行動を愛する者達のことで、真のかぶき者は、己の掟の為に、その命を賭したという…。
そんな天下一のかぶき者、前田慶次は滝川一益の従兄弟の滝川益氏の実子にして、前田利家の兄前田利久の養子。
まさに織田軍団の中核の出でありながら、不遇な境遇に身を置かれる。
しかしそんな小さな枠組みに囚われることなく、慶次はいくさ人として死と隣り合わせの自由を愉しむ物語が話題となっている本作。
というあなたのために、「花の慶次」1巻のネタバレ情報と感想をまとめました。
さらっと読めますので是非チェックしてみてくださいね!
花の慶次 1巻の内容
まずは目次をチェックしておきましょう。
第1巻 目次
第一話 傾き御免の巻
第二話 うなる野獣の剣の巻
第三話 忠義の傷の巻
第四話 男の血潮たぎる!!の巻
第五話 遅咲きの花の巻
第六話 猛将の慟哭!の巻
第七話 野菊の誓いの巻
第八話 死ぬも生きるもの巻
さて。
では、いよいよ1巻のネタバレです。
花の慶次 1巻のネタバレ
主人公の前田慶次は、実在する歴史上の人物であり、この「花の慶次」の原作本は「一夢庵風流記」で第二回柴田錬三郎賞を受賞した隆慶一郎氏の本がモデルにされています。
金沢100万石の前田利家が有名ですが、本来はこの前田家の家督を継ぐはずだった、利家の兄の養子であった慶次。
家督は叔父の利家が継いだが、自由気まままで、出世や保身に興味を持たず男気溢れる様で数々の戦場を駆け巡り、痛快で清々しいまでの生き方を力強く描いています。
慶次という、とてつもない魅力的なキャラクターと共に、慶次に惚れ込んだ従者のキャラクターも大事な役割を果たしています。
戦場で、いくさ人としての生き様は実に輝かしいですが、またそのいくさにより命を落とす人々や、この時代ゆえに命を失う人々の死に様との対比が読み手の心を打つ内容になっています。
花の慶次 1巻の感想
完全版15巻を見た時に、結構な量だと思いましたが、一巻読み始めると、あっという間にその世界観に引き込まれ、まるで自分が戦国時代に存在しているような錯覚に入り、15巻を一気に読み上げました。
前田慶次という男の覇気ある男気、優しさ、度量の広さ、美しい生き様は魅力的で惚れ惚れします。
また、友の直江兼続や奥村助右衛門との友情や、非常識ともいえる数々の無茶ぶり、従者とのたわいない日常の会話なと、どこを切り取っても面白い。
豊臣秀吉との謁見の場は読み手が冷や汗をかくような場面もあり、歴史上に出でくるそうそうたる人物、徳川家康、伊達政宗、真田幸村などの武将方との場面では心に響くような名言の数々は面白さと共に感動を起こします。
また、どんなラストになるのかと読みながら思っていたら、想像がつかないようなラストになりましたが、読み終えて、心に涼やかな風が吹いたかのようでした。
まとめ
今回は「花の慶次」の1巻の内容のネタバレと感想を紹介しました。
すでに完全版なので、続きはないのでしょうが、別バージョンとして、直江兼続シリーズの「義風堂々」で前田慶次が登場します。
こちらも月語り、酒語り、花語りと全シリーズ読みました。
主役は直江兼続ですが、やはり慶次の力強く男気溢れるキャラクターの印象が強く、ぜひ続編があるなら前田慶次の主役で読みたいです。
今回のネタバレと感想を読んで、
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それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました。