幼少期に家族を惨殺された中條千里は、ただ復讐を果たすためだけに生きていた。
復讐という目的を果たすのに必要な力とお金を得るため、自分が汚れるのも厭わなかった。
様々な人の思いも振り切り、人生の全てをかけて果たそうとする復讐劇。
「僕だけがいない街」の著者が紡ぎ出すヒューマン・サスペンスとして話題となっている本作。
ついに、最新刊の5巻が発売されましたねー!
というあなたのために、「夢で見たあの子のために」5巻のネタバレ情報と感想をまとめました。
さらっと読めますので是非チェックしてみてくださいね!
夢で見たあの子のために 5巻の内容
まずは目次をチェックしておきましょう。
#22「もう一人の自分」
#23「子連れネズミ」
#24「ふたつの現場」
#25「連続強盗殺人犯」
#26「思い出した」
さて。
では、いよいよ5巻のネタバレです。
夢で見たあの子のために 5巻のネタバレ
千里と恵南は、伊豆修善寺で「火の男」のアジトである廃屋とその中に隠された写真を見つけたが、そのアジトは不穏な連中に放火されてしまいます。
千里たちは、無事に脱出し、再び逃げ「火の男」と一緒にいるはずの一登を追う事に。
一転して「火の男」と一登の過去のエピソードが語られます。
一登の額の傷は、「火の男」を狙う裏社会の男に銃撃された時についたものでした。
再び物語は現在に戻ります。
金融業者の金海の他殺死体が警察に発見されます。
さらに、「マスクマン」と異名をとる半グレの惨殺死体も発見されます。
その現場付近にいた千里が容疑者として警察に拘束されますが、若園の画策によって、すぐに釈放されます。
夢で見たあの子のために 5巻の感想
双子の兄弟の一登を探す千里、「火の男」を追う警察、警察の中にいながら、組織とは別の思惑を抱いている若園。
さらには「火の男」を狙う裏社会の人間たち、それぞれの思惑が複雑に絡み合っています。
それぞれが何のためにどう動いているのか、登場人物が何を知っていて何を知らないのか、一読して把握するのが、難しいです。
過去の巻までさかのぼって読み直して、ようやくそれが分かるほどです。
簡単に流し読みはできませんが、じっくり読む楽しみが味わえる作品です。
まだまだ、明らかにされていない謎が残されていますが、一登の上にかかる不吉な影が描写されるなど、物語が加速していく感覚が楽しめました。
まとめ
今回は「夢で見たあの子のために」の5巻の内容のネタバレと感想を紹介しました。
千里が行方を探す双子の兄弟の一登が、「火の男」と一緒にいることは、前の巻で、はっきりと描写されました。
今巻では、過去に受けた銃撃のために痛覚もなく眠る事がなく、しかし時折昏睡状態に陥るということが明らかにされました。
一登の運命が気になるところですが、なぜ「火の男」の顔が千里と一登の父親とそっくりなのか、彼の正体は全く不明です。
その謎が次巻に明らかになるのか、気になります。
それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました。