時は平安、藤原家が宮廷の権力を掌握せんと目論んでいたその頃、都で突如起きた女官の行方不明事件。
「鬼の仕業」と心配する帝から命を受けた在原業平は、ひとりの青年と出会う。
その少年の名は、菅原道真。
ひきこもり学生の菅原道真と京で噂の艶男・在原業平。
身分も生まれも違う、およそ20歳差のふたりが京で起こる怪奇を解決!?
平安クライム・サスペンス!が話題となっている本作。
ついに、最新刊の11巻が発売されましたねー!
というあなたのために、「応天の門」11巻のネタバレ情報と感想をまとめました。
さらっと読めますので是非チェックしてみてくださいね!
応天の門 11巻の内容
まずは目次をチェックしておきましょう。
五十七話 菅原道真、山中に椿の怪をみる事一
五十八話 菅原道真、山中に椿の怪をみる事二
五十九話 菅原道真、山中に椿の怪をみる事三
六十話 大路に髪切る鬼現わるる事
六十一話 菅原道真、盗人に疑わるる事一
番外編 天女に魅入られたる男の事
さて。
では、いよいよ11巻のネタバレです。
応天の門 11巻のネタバレ
時は平安清和帝の御代、後に右大臣まで登りつめるも藤原氏によって大宰府に左遷その地で命を落とすことになる菅原道真の少年時代を描いた物語。
市中の店での帳簿事件を解決したあと家に帰る道真を待ち受けていたのは伴善男だった。
善男の来訪を知った道真は政争に巻き込まれぬため帰宅しなかったことにし馴染みの店に逃げようと試みるも失敗、庵に籠もり咲かぬ椿に取り憑かれているという若者の様子を見てきて怪異を解決してほしいと依頼され半ば脅迫されて頷き行ってみるとその若者は先の帝の子の源能有だった。
椿の怪の謎を解き解決したものの皇位奪還を焚き付けたと疑いをかけられるのを避けるべく、下手に出つつも懇意にするつもりはないと能有、善男両名に願い出て回避する。しかし全く別の方向から道真に試練が降りかかる。
人違いで盗人の嫌疑をかけられ、その日は藤原氏の伴善男暗殺を阻止していたためアリバイは答えられない上に、運悪くとりなしてくれるであろう在原業平は京に不在。
真犯人を調べ回る事もできない中、道真は己に降り掛かった嫌疑を晴らすことができるのか。
応天の門 11巻の感想
相変わらず漫画でありながら心理描写が緻密で、それでいて絵で魅せる事も忘れない、凄いなと思った。
また駆け引きの描写がとても面白い。
新しく出てきた源能有、最初は阿呆の色好みだと思っていたけれど、フリとは驚いたしその強かさは好きだなと思いました。
また在原業平の
「力に押し流されない生き方は二つある。全てを諦め全てに背を向けてひっそりと暮らすか、お前が力となるかだ」
という台詞、きっとこの言葉が道真の行き方を左右するのだろうと言う気がして印象的でした。
いずれ選び決断することになるんだろうという予感がひしひしとしました。
早くその時を見たいような、まだ迷える道真を見ていたいような。
嫌疑をかける検非違使たちの初動捜査がおざなりで、そのせいで濡れ衣着せられかけてるかと思うと真面目に仕事して、不真面目な仕事しておいてなんでそんなに断定的なんだ、とテキトーな検非違使に怒りが湧きました。
まとめ
今回は「応天の門」の11巻の内容のネタバレと感想を紹介しました。
右大臣にまで登り詰めるのでここで罪に問われることは無いはずだけれど、いったいどうやってこの危機的状況を覆すのか思いつかないのでどんな機転を聞かせるのか、駆け引きをするのか楽しみなのでぜひ次も読みたいですね!
今回のネタバレと感想を読んで、
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よろしければチェックしてみてくださいね。
それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました。